行って参りました、味の素スタジアム。
微妙な天候で、昼過ぎまで小雨交じり。まぁ、味スタは屋根があるから良いのですが。と言いながら、結局、傘なしで過ごせたんですけどね。
収容人数約5万人の味の素スタジアムで東京ヴェルディ1969 vs. ギラヴァンツ北九州、正直、少々寂しいスタジアム。
ちなみに発表された観客数は4,057人、1割も入っていないことになりますね...コレなら隣のサブグランドか、西が丘で良いんじゃないかなー。
こう言う光景を見ると、ライセンス制度なんての、意味ないよねーって思わずにはいられません。
さてさて肝心の試合ですが、開始早々北九州が先制!風間が右サイドでディフェンスラインの裏のスペースへ浮き球をポンッと出すと、それに反応したのはルイルイ(小松塁)。少々強引に見えたけど、ミドルシュートを放つとゴールネットを揺らして、開始1分の先生劇。ひょっとして今日はいけるのか? なんだか今日、行けそうな気がする~ぅ♪ あると思います!(って、古いナ)
と思ったのも束の間、そこからはほとんどがヴェルディの時間でした。
形になっているのはヴェルディ、パスが通るのもヴェルディ、セカンドボールを拾うのもヴェルディ...だからと言って怖いほどの強さかと言うこともなく、決定力には欠いていて、決して調子が良いとは感じませんでした、この日の東京ヴェルディ。
そんなヴェルディですら、攻めあぐねる北九州、これはマズイ...なんかね、メッセージが伝わってこないんですよ、ギラヴァンツ北九州の選手。パス一つにしても、走り込むプレー一つにしても、何をしたいのかわからない中途半端なプレーで、しかも相手に取られてしまうと言う、なんとも中途半端な攻撃。
そうこうしているウチに28分、右サイドからのクロスボールが逆サイドに流れて、ゴール前のこぼれ球を二川に豪快に押し込まれて同点...。
そのまま両チーム、相手を崩しきれずに前半は1-1で折り返し。
後半、原一樹、井上翔太と攻撃的な選手交代をするギラヴァンツ北九州、でもなかなかリズムに乗れなかったですね...なんかチグハグ...こんなハズじゃないんだけど、って見ているサポーターはもちろん、選手もコーチ陣も思っているんじゃないかな。なんかね、歯車がかみ合ってないの。パスを出してもそこに選手がいないとか、走り込まないとか、ちょっとしたすれ違いが多く発生していました。
後半もどちらかと言うとペースは東京ヴェルディ。なんとかこらえていたし、鈴木彩貴の好セーブもありました。下手したら、もう2点くらい入っていたかも。
↑こう書くと後半のヴェルディの調子が良かったように思えるかも知れませんが、決してそんなことはないんです。やっぱり一つ一つのプレーが、それほど精度がないと言うか、少々雑でした。でも、もっと雑なんですよ、北九州の方が...。
両チーム3枚ずつ交代カードを使い切ったゲームは結局、1-1で終了。両チーム痛み分けってところでしょうか。もちろん、痛みが大きいのは、より下位にいる北九州。焦りもあることとは思いますが、これは改善しないと! どげんかせんといかんですよ!!
それでもね、ゴール裏からは、「お前ら、もっとできるよー!」「次、頑張ろうぜ!!」と、前向きな声を出すサポーター。この暖かさが良いんですよ。
J2第35節終了時点での順位表を見てみますと...
順位 | チーム | 勝点 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 |
17 | 東京ヴェルディ | 38 | 9 | 11 | 15 | 35 | 48 | -13 |
18 | モンテディオ山形 | 36 | 8 | 12 | 15 | 33 | 42 | -9 |
19 | カマタマーレ讃岐 | 35 | 8 | 11 | 16 | 37 | 51 | -14 |
20 | FC岐阜 | 33 | 9 | 7 | 19 | 37 | 62 | -25 |
21 | ツエーゲン金沢 | 33 | 7 | 12 | 16 | 32 | 51 | -19 |
22 | ギラヴァンツ北九州 | 30 | 6 | 12 | 17 | 35 | 53 | -18 |
いやぁ、このままだと本気でJ3ですよ...順位だとか勝ち点がそうだと言うことはもちろんそうなのですが、試合内容を見ていて、決して万全とは感じない、むしろ調子が悪そうに見えてヴェルディに勝てないと言うのは、重症ではないかと。一体全体、どこのチームに勝てるのよ???って思わずにはいられません。
5試合ぶりにゴールが生まれたものの、追加点が取れないと言うのは少々頂けませんね。
このゴール欠乏症、改善求む!!!