2017年の最後のサッカー観戦が等々力なら、年が明けて2018年の初観戦も等々力。
行ってきました、全国高校サッカー選手権の二回戦。
今日は地元、神奈川県代表の桐蔭学園が出場ってことで、武蔵小杉駅から等々力方面に向かうバス停には長蛇の列。
スタジアムに着いたのはキックオフ20分くらい前。メインスタンドはほぼ埋まっていたし、年末はメインスタンドからの観戦だったので今日はバックスタンドへ。
バックスタンドの1階は応援団席なので、2階席。よく考えると等々力のバックスタンド、真ん中辺でサッカー観るのって、初めてかも。
後半アディショナルタイムで同点、そして...
第一試合は桐蔭学園高校(神奈川)vs.一条高校(奈良)。なんたって地元の桐蔭学園、14年ぶりの出場ってことで応援団も多数。雰囲気としては桐蔭学園のホームって感じ。
そんな声援に後押しされて、前半13分、背番号3だけどFW登録の森山翔介クンが右サイドから駆け上がって、ペナルティエリアに入った辺りでシュート。DFの足に当たってコースが変わって、少し回転もかかって、ボールはファーサイドのポストに当たって跳ね返りはゴールの中へ、先制!
そのまま桐蔭学園が流れをつくったまま、前半終了。
折り返して、立ち上がりの43分(後半3分)、 一条の中井一尭クンが右サイドを駆け上がり、センタリング...と思ったら、そのままGKの頭を越えてゴールの中に...同点!
ここからは一進一退で攻守がグルグル入れ替わる展開で、見応えありました。
そんなこんなの71分(後半31分)、桐蔭学園の右サイドからのセンタリングに合わせたのは再び森山翔介クン。ヘディングシュートが突き刺さり、追加点!
ここで桐蔭に流れが傾き掛けたのですが、最後の5分くらいは一条の怒濤の攻撃。左から右から、選手もボールも攻め上がります。
守り抜いていた桐蔭でしたが、後半アディショナルタイム、83分(後半40+3分)に右からのクロスをややファーサイドからヘディングで折り返すと、ゴール正面にいたのは18番、相坂恭杜クン、ヘディングで押し込んで同点、2-2!!
そのまま試合終了でPK戦へ。もうね、スタジアムは大盛り上がり。
PKの先攻は桐蔭学園。なんか同点に追いついた一条の気迫と、スタジアムの雰囲気に飲まれちゃったって感じ。一人目と二人目が失敗。対する一条も一人目のキックは止められて、スタジアム全体がPKなんて入らないんじゃ内科、そんな空気が流れていました。
ようやく決めた一条の二人目。
桐蔭学園 | ××○×○ |
---|---|
一条 | ×○×○ |
↑決めれば勝利の一条の5人目...
見事に決めて、一条が3回戦進出!!桐蔭学園、初戦で敗退...
同点に追いついた勢いの分だけ、一条が有利だったのかな、そんな印象を受けました。
後半アディショナルタイムに執念のゴール
第二試合は富山第一高校(富山)vs.東福岡高校(福岡)。年末に観た試合の、勝者同士の対戦。
1回戦では富山第一はしぶとい守りで1-0で競り勝ち、東福岡は最後にたたみ掛けてゴールを奪い3-0で勝利。
↑だから2回戦は、攻める東福岡&守る富山第一になるんじゃないかと想像していたのですが、さにあらず。
1回戦でも得点を挙げた富山第一の背番号10、坪井クンを中心にゴールに迫る展開。対する東福岡も同じく背番号10の福田湧矢クン、11番の木橋朋暉の攻撃、高校生離れしていますね。。
両チーム、GKもDF陣も踏ん張って気付けば後半アディショナルタイム。こりゃ、第二試合もPK戦かな、なんて空気がスタジアム全体に流れ始めた後半アディショナルタイム。
80+3分に右サイドから富山第一のコーナーキック。ニアで合わせた大竹将吾クンのヘディングシュートは...
ゴールに突き刺さり、1-0!ついに均衡が破れる!
再開後、間もなくして試合終了。東福岡、ここで散る...
とっても締まった展開で、見応えありましたヨ。
いやぁ、二試合ともに後半アディショナルタイムにドラマが待っていて、最後の最後までわからない展開。
負ければ終わりのトーナメント、三年生からすればホントに終わりの選手権。負けて号泣している選手の姿を見てしまうと、もらい泣きしてしまいそうでした。
ふり向くな 君は美しい
また会おう、いつの日か。君のその顔を忘れない。